偶然、嫁の電話を盗み聞きしてしまうタイミングが…嫁『旦那のあんま良くないからさ~だからずっと拒否ってる!ゼンチャンとした後って、暫く身体の調子いいよねw』←ゼンちゃん・・・?

1年前の話な。
年甲斐もなく腹痛で、営業で自宅のそばまで来た時にちょっと部屋で休んでたんだわ。
普通に鍵掛けて靴もそのままで寝室で寝てたんだけど
パート行ってる嫁が携帯で楽しそうに話しながら帰ってきたんだ。
そのまま嫁は寝室の隣のリビングのソファに座ってお喋り継続。
すぐに相手が女友と分かったんだけど、
めっちゃ楽しそうに話してて声がでかい。
だから聞くつもりは無かったんだけど色々と聞こえてきて。
「旦那のあんま良くないからさ~だからずっと拒否ってる」
て話が聞こえて一気にブルー。
三ヶ月くらいレスだったから、行為の事なんだってすぐ分かったわ。
もう耳ダンボで息を刹してたんだけど、
こんな時って自分の鼓動が凄く耳障りなんだよね。喉元に心臓があるみたいに。
「やっぱそうだよね。うんうん、そうそう、てかさ、なんであんた知ってるの?」
「えー?マジでっ!元彼なの?」
「ゼンチャンと付き合ってたのっていつ?」
「えーやだなー、それ絶対比べられてるよ私とあんた」
腹痛なんて忘れてたね、この辺りで。
つうか普段どっちかっというと大人しいというか、
言葉使いもお嬢様っぽい嫁があんな話し方してるのもショックだった。
「だよね、うんうん、すっごく優しいのにアレは凶暴っつうか、ね。はははは」
「イヤイヤ、あんなの経験ないって。うんうん、そう。
ストレス解消ていうか、セイ欲大爆発みたいな」
「だよねーゼンチャンとした後って、暫く身体の調子いいよね」
「ホルモンが満たされる?みたいな」
「旦那にも優しくできるしね。心でゴメンっ!て言いながら
 ゼンチャンのアレ思い浮かべたり。はははは」
嫁ってこんな奴だっけ?ひょっとしたら別の女が部屋にいるのか?て、本気で思った。
でもその後電話終わって寝室入って来た時の嫁の悲鳴は嫁のもの。
かなり焦ってたけど、その時は俺は寝たふりでごまかす。
なんで寝たふりなんかしたのかは、わからん。咄嗟の判断。
ここから中々厳しいというか、凄い生活が始まった。
その日から嫁は変わった、といわけではなく、いつも通り。
だけど一週間後くらいかな、
夜誘ったらダルそうながらも受け入れてくれた。実に三ヶ月ぶり。
普通に喘いで終わり。特に違和感もなかった。
まるで普通の毎日が続いたんだけど、
やっぱりあの日の会話が忘れられなくて
リビングに盗聴器を仕掛けることにした。
音に反応して録音スイッチが入る奴。
しかし、これは一ヶ月経っても2ヶ月経っても成果なし。
普通に嫁の生活音だけが毎日録音されていた。
が、これは嫁が細心の注意を払っていただけ、という事がその後分かる。
ある日の録音に、嫁が携帯で喋る声が録音されていた。
「そういう話、家でしない事にしたの」
「気になるんだって。また聞かれるんじゃないかって」
用心深い嫁らしいと思ったよ。
同時にやっぱり浮キしてんのかなって、かなり落ち込んだな。
お互い約束したわけではないけど、
付き合ってる時から携帯にロックはかけないてのが暗黙のルールみたいになっていた。
一度覗き見た事もあったけど、怪しいやりとりは一切なし。
ここで友人に洗いざらい話し、相談。
友人から盗聴器を嫁の八ンドバッグに仕掛ける案を提案された。
そんなの絶対バレると思った俺に、
実験と称してバッグの底の二重になった布の間に
小さなマッチ箱大のダミーを仕掛けて様子を見る事にした。
結果、一ヶ月経っても嫁は気付く気配なし。
で、本物の盗聴器をしかけた。これが当たりだった。
女子会と称した集まりは、二人きりだったけど
確かに女子会で男の気配は一切なし。
その時の会話がある程度聞ける程度に録音されていた。
「嫁ちゃんばれたの?」
「それはないけど、ちょっと気を付けないと」
そんなやりとりから始まった。
嫁の話し相手が俺も知ってる女だったので凄くショックだった。
「危ない橋はもうやめたらは?」
「うん、うーん・・・・・」
友人の忠告に歯切れの悪い嫁。
「嫁ちゃん、そんなにゼンチャンの事好きになっちゃったの?」
「いやいや、そんなんじゃなよ」
「引き際って、大事だよ。後悔してからじゃ遅いよ」
「分かってるけど・・・・・うーん・・・・・」
「正直に言え。惚れたんでしょ?それとも身体か?」
「へへへ」
嫁のキモい笑い声。
「あーあ、あんたもやられたのか」
「ゼンチャン、優しいもんね」
「まあ、うん」
「それに、ぶっちゃけ凄い上手いしさ」
「だよね」
「私も身体から入った付き合いだったから、まあ分からないでもない」
「人の事言えないじゃん」
「私は独身だからいいの。あなたは違うでしょ」
「だって」
「なによ」
「凄く、いいんだもん」
「なにが」
「なんか、色々と」
「旦那どうすんのよ」
「大切な人だよ、一番」
「ゼンチャンは?」
「・・・・・」
「それ、好きになってるんじゃないの?」
「だから違うよ。あんな女ったらしと付き合ったら毎日不安で仕方ないよ」
「あんた、やばいよ、いい加減」
続きだけど、嫁は結局嫁友の追求をはぐらかしておしまい。
「あんた、私にも言えないのかい!」
「だって元カノでしょ?ある意味敵じゃん」
みたいなやり取りでおしまい。
この辺りの嫁の、と言うか、女の感性というか考え方はさっぱり理解できない。
浮キ疑惑真っ黒なのに、家ではまるで普通の嫁に対し
あの録音内容は夢なのか?と、思うこともあった。
夜の方も週一に復活し、至って普通の二十代の仲良し夫婦そのもの。
強いて言うなら、嫁はマグロになった。
以前はしてされて、みたいな感じだったのに、ずっと寝たまま。
ただ、行く時の声が妙に色っぽくなってた。
こんな状態を少々続けたある日、嫁友とディスニーランドに行きたいと言ってきた。
色々と考えたけど了承。そしてその件を俺は友人に話した。
この友人、実は学生来からの付き合いで、嫁に惚れていた。
ちょっと横道に逸れるけど、友人、公務員なんだよ。
しかもかなりの難関資格を取っている。
その友人が危険をおかしてまで仕事休んで
嫁の尾行をして決定的写真を撮ると息巻いたのは、
まさに嫁の事をその時点でも好きだったから。
可愛さ余って何とかではなくて、
大好きな女が(俺以外の)男と一緒と考えただけで
単に凄く興奮するからと言っていたと思う。
因みに学生時代、男女10人づつくらいで海に行った事があるんだけど
友人はその時のメンバーの一人で、
嫁の「スレンダーなのにグラマラスな身体」の写真が今でも宝物だと言っていた。
確かに嫁は細いのにすごい身体をしている。
今流行りの腹筋なんか全く無いけど、丸いお腹や腰周りがエ*い。
残念ながらその時は既に俺と付き合ってたし、嫁は友人の事は記憶に全く残っていない。
当日、嫁を尾行する友人からLINEあり。
嫁、京葉線に乗るどころか、一人で地下鉄を都内ど真ん中の駅で降りたとの事。
そしてそのままとある有名なホテルのロビーへ。
そこで会ったのは嫁友ではなく、色黒のイケメン野郎。
遠くから撮った写真を見たけど、真木蔵人みたいなかなりのイケメン。
結局これがゼンチャンだった。
二人は微妙な距離でホテルの中のフィットネス?みたいな所に入っていったらしい。
友人、かなり慌てたものの、意を決して同じくイン。
そこでジャージだの靴だのゴルフバッグなどを見ながら壁伝いに見えるプールを凝視。
友人的には間違いなくこのプールに入りに来たと確信したんだって。
友人の予想が当たり、水着でプールに入って行く二人を見かけ
まさかの友人も海パン買ってプールにインを果たす。
まだ肌寒い日だったのにそこそこ人はいたらしく、
そんな中で男一人で写真を撮りまくるのは憚れたらしいが
それでも結果10数枚の写真と動画を撮った友人には頭が上がらない。
八ンザイスレスレだよねw
嫁は始終グラサンをかけていて素顔にはならなかったようだ。
友人曰く
「ビキニの面積が小さいだけでなく、競泳水着みたいに
 薄くてビッタリ張り付く素材が八ンザイ的にエ*い」
「腰紐が腰肉に食い込んでいるのなんて学生の時のまま」
「男は細いけど体脂肪少ないのか腹筋割れてたし
 なんと言っても顔がかっこええ」との事。
写真は後で見せてもらったが、見た事も無い水着。
確かに濡れているみたいに肌に密着して光沢まで分かるように写っていた。
それに男の日焼けした肌の色と真っ白な嫁の肌のコントラストがやばかった。
写真13枚中9枚は嫁単独。3枚はツーショットだけど微妙な距離感があった。
だけど帰り際に撮った最後の一枚では、
ゼンチャンが嫁の腰に手を回して引き寄せるようにしていたもの。
これを見せられた時は、怒ったというよりも悲しくなったわ。
因みに動画は二人でビーチベッド?に寝転んでいる
なんでも無いものと、歩いている嫁の後ろ姿。
後者は友人の趣味で撮ったもの。
「歩く度に尻肉がプルプルしてたから」らしい。
結局、二人はそのままエレベーターに乗って、恐らく部屋に行っただろうとの事。
友人はすぐに俺の家まで来てくれて上記の話をしてくれた。
嫁達を最後に見てから二時間近く経っていたんだけど、
友人が俺に「嫁に電話してみろ」と言った。
ちょっと気後れしたが、友人の「お前が引け目を感じてどうする」の一言で
勇気を出して思い切って電話してみたんだわ。
コール10回以上、出ない。
もう一度電話、今度のコール10回以上でやっと出た。
「どうしたの?」
「ディスニー楽しい?」
「ごめん、結局行かなかった」
「え?何処にいるの?」
「都内で買い物」
「◯◯ちゃんと?」
「そうだよ」
この時の嫁の声、少し鼻声って言うか、何となく違和感ありな感じ。
背景も静かで外とは思えない。
恐らくこの時点でまだホテルにいたと思うには易かった。
「なんでやめたの?」
「何となく買い物したくなって」
「そうなんだ・・・・・」
「・・・・・」
「◯◯ちゃんに謝った?」
「うん」
「俺からも謝るから代わってくれる?隣にいるんでし「?」
「えっ?」
俺自身、ドキドキもんだった。嫁、ほんの少しの沈黙。
「ごめん、出たくないって」
「え?なんで?」
「恥ずかしいってさ。あっち行っちゃった」
「・・・・・」
「あの、もういい?」
「うん・・・・」
「ごめんね、お土産買っていくから」
「・・・・・」
「・・・じゃあ・・・・」
「あ、ちょっと待って」
「え?何?どうしたの?」
「嫁ちゃん、愛してるよ」
「・・・・・どう、したの?」
「いや別に」
「うん・・・・・私も・・・・・じゃあね」
電話切った後、友人が俺に握手を求めてきた。
「グッジョブ。そして元気出せ」
この時初めて友人の前で泣いたわ。
色々な思いがブワッと溢れてきたんだけど、
兎に角嘘を言った嫁に超絶悲しい気分になった。
友人、慌ててたな。笑えるわ。
だけど仕打ちと言うか、まだまだ続きがあるんだよ。
友人がボソッと言ったんだ。
「あとは、バッグの盗聴器で何が取れてるかだよな」
嫁のバッグの底に仕掛けていた盗聴器の事なんかすっかり忘れてたからさ、俺。
夕方になって嫁から帰るコールがあったんだけど、
なんか俺一人で迎え入れる自信がなくてさ。
友人に一緒にいてもらおうかと思ったんだけど
友人も「普通でいられないかも」ていうんで、結局帰ってもらった。
ソファーで悶絶しながらどんな顔すればいいんだ?
とか悶々と考えたらウトウトしちゃって。それで少し眠りかけた。
いや、完全に寝てたのかな、嫁に起こされて目が覚めた。
八ッとしたら目の前に嫁の顔。
嫁、何となく悲しそうな表情してたと思う。
「すぐ晩御飯作るからね」
と言って台所に立つ嫁を見る事しか出来なかった。
食べてる間も何となく無口な二人。
その空気感がキツくて、俺は空元気出してアホな道化を演じましたとさ・・・
そしてその夜、嫁中々寝なかったのて録音確認できず。
翌日、データ抜いて仕事中に確認。友人の予想は当たり。
ホテルの一室と思われるところでの逢瀬が入ってました。
凄く激しい嫁の声に不謹慎にも反応した。超反応だよ、全く。
男は若いのに外見同様渋い声してたな。
兎に角エ*すぎる声とやり取りに、その後仕事する気にならず入社以来初めての早退をした。
家では何も手につかず、ぼーっとしてたんだけど、ふと思いついて友人に連絡。
厳しい勤務管理の公務員が出られるわけもなく携帯を切った。
と思ったらすぐに折り返しの電話が友人から入った。
「こんな時間に電話って事は、何かあったんだろ?」
「お前の言うとおりだったわ。あのままホテルでやってたわ」
「マジかよ・・・・・」
「うん」
「・・・・・」
「・・・・・」
「なんか、ごめんな」
「え?何でお前が謝るの?」
「いや、何となく悪い気がして・・・・」
こいつ、本気でいい奴だなと思ったら、少し間を置いてこう言った。
「録音したやつ、俺にも貸して」
「ちょ・・・お前!」
「いや、冗談」
「まあ、いいけど」
「マジかよ!サンキュー!」
いきなり軽いノリの友人に面食らったが、こいつは色々と勘の鋭い奴なので
聞いたら何か分かるかもしれないとの考えがあったから貸す事にした。
その夜は前の日と違って、お互い比較的普通に振舞う事が出来た。
なんだろう、こうして有耶無耶になるのかな。
それもまた一つの答えなのかな、とか達観した爺さんみたいな心境になっていた。
今思うと少しイかれてたかもしれないな。
翌日俺の家の最寄り駅までわざわざ迎えに来た友人に
SD貸したんだけど、夕方には感想がメールされてきた。
「聞いただけで昇天した」
嫁の事が好きにしてもそれはないだろ、と突っ込んだらマジで出たと。
友人いわく、触れずに出す感覚は最高にエクスタシーだそうだ。
「お前、すげえな」
「だってあの◯◯ちゃんがあんな隠語言ってたら、そらもう興奮なんてもんじゃないだろ」
「隠語?え?なにそれ」
「お前ちゃんと聞いてないだろ」
何故か怒る友人。
「チ*ボって、言ってたぞ」
「・・・・・嘘コケ」
「ちゃんと聞け。4回目の33分28秒後のところ」
「嫁はそんな事絶対言わないよ。間違いなく聞き間違え」
その夜確かめたら、確かに言っていたんだよな・・・
やっと二人きりになれて時間を惜しむようにずっとイチャイチャしてる感じ。
暫くキスの音と嫁がたまにクスクス笑う声が微かに聞こえてたんだけど
大きくベッドが軋む音がして、二人がフフフみたいに笑った。
で、またチューとかレロレロみたいな水音。
じゃれ合いながらも、ついに「すっごい事になってる」て嫁の声。
多分、間違いなく合体。ここから凄かった。ずっと声だしっぱなし。
しかもあっという間に二回目、三回目の絶頂。
「ちょっと・・・休ませて」と息も絶え絶えな嫁。
当然嫁をここまでさせた経験も、付き合ってる時含め、俺にはない。
嫁の呼吸音は聞こえるんだけど、男のは一切聞こえない。存在感まるでなし。
と、思いつつ、嫁が何やら言いながらクスクス笑い出した。
「超硬い・・・・」
微かに聞こえた嫁の声よりも、その後の音の方が大きかった。
俺は付き合ってる時に一度だけ飲んでもらった事があるけど
二度と飲みたくないと言われて現在に至る。
普通に鬱だったわ。毎回飲んでるみたいに思えるんだけど。
そして嫁が追い打ちをかける。
俺が最初気付かなかった言葉を言ったのはこのタイミング。
「本当にでっかいよね、このイチモツ」
嫁がクスクスしながら言った言葉。
男が「うはっ、やめろ~」みたいにふざけ合う二人。
絶頂直後の敏感な時に弄りまくる嫁を想像。
暫くピロートーク?キャッキャウフフ的な会話がされるけど、やっぱり男のは聞こえない。
「◯△□◯△□」
「やだぁ~、何それ」
「◯△□◯△□」
「じゃあ、はい」
「◯△□◯△□」
「言わない、絶対言わなーい」
「◯△□◯△□」
「本当に?本気?」嫁、真剣な声。
「◯△□◯△□」
「でも・・・・・」
「◯△□◯△□」
「おかしく、なっちゃうよ?」
「◯△□◯△□」
「ん・・・・・でもやっぱやめとく」
「◯△□◯△□」
「それは困る!やだーもう、意地悪しないで」
妄想大爆発、イライラした。全然内容が分からん。
そしたら、2回戦突入。生々し過ぎてヘタレな俺が一度再生を切った所。
そしてまた再生したら、やっぱり凄い。
ガンガンしてる二人。音が連続で鳴り響く。2~3分かな?体力半端ない。
「◯△□◯△□」
「八ァ八ァ八ァ、はい」
男の声掛けに、ゼーゼーしながら従順に返事する嫁。
「よっこいしょ」の後「あああ・・・深っかい・・・」
ギッシギッシ始まる軋み音。はしたなくエ*い要求をする嫁。
で、あっという間に絶頂だよ。
「もうダメ・・・」の後に、また怒涛の前後運動。
嫁、グッタリの筈なのに、これまた激しく元気に声を出す。底無だわ。
最後だからなのか、男も声大きかった。
二人とも何言ってるか分からん状態で絶頂。
暫く呼吸音と、ムカつくがキスの水音だけが聞こえた。
嫁のもどかしそうなエ*い声も。これ、長かったわ。ずっと繋がったままだったのかな。
暫くして嫁の声がして、そこからまた5分くらいイチャイチャ。
男の声はあんま聞こえないのに、キスの音は比較的聞こえた。
やっと終わったのか、リラックスして話し始める二人。
男も普通に声はっきり聞こえたわ。
女とエ*い雰囲気の時は低目にボソボソ言いやがって
使い分けてる感じ。女慣れしてんだろうな。
結構仕事の話とか普通にしてて、
でも嫁のパート先にこんな男いないよな?とか思ってたら
どうもそこに出入りしてる奴っぽい。
しかも運送関係とまではこの時点で分かった。
嫁が「あー、奥ジンジンする」とか笑いながら言ったら
「嫌じゃないんだろう?」「うん、大好き」て笑っていやがった。
さっきも嫁が言ってたけど、恐らくこいつはデカいんだろうなと。
負け犬根性で鬱。でも友人の話だと背は俺の方が高いみたいなんだけどな。
これ、この時点の俺の感想な。
当然後で色々分かってくるわけで、それで現在に至るので。
この後だけど、男が「送っといたから」と言って「やだぁ、消しといてよ」のやり取り。
これも追い追い話すけど、とんでもないやり取りなんだよ。
ぶっちゃけ、写真と動画の事。話ごちゃごちゃになるから割愛するわ。
「帰る?」の男に対して「また立ってきてない?」とクスクスする嫁。
男が「一緒にシャワー浴びるか」「はい」で録音終了。
友人と話してて、この後の事を聞かれた。
このまま見て見ぬ振りか、問いただすのか、或いはリ婚前提なのか、とか。
考えがまとまらず、保留にすると言ったら
「取り敢えず証拠は抑えといた方が良い」
と言われて現実に引き戻された感じ。また友人の前で泣いた。
二人はいつからの関係か分からないけど、
少なくとも俺がレスされてからは関係はあったんだろうから
それだと部屋に何らかの物があるのが普通と考えた。
でもクローゼット、タンス、何にも怪しい物なし。
うすうすのビキニもなし。下着も普通。
ついでに以前使っていた避妊具も特に減った様子はない。
何度探しても何も出てこない。
俺は馬鹿みたいに毎日毎日同じ事を繰り返していた。
それで結局また友人に相談。
「パソコン見たか?」と一言。
でも共有してるのにそんな馬鹿な真似するのか?と言うと「灯台下暗しだ」と言われた。
しかし、嫁も俺もそれ程詳しいわけではない。それでまた友人の出番。
Gフォルダなる物があったけど、友人曰く通常はGなんてないとの事。
言われてみると買った時は無かったような気がした。
友人にPC触らせるのはここまで。
ここから先、万が一画像だの映像だの出てきたらマズイので。
フォルダの奥の奥に入っていくと、案の定、びっしりと画像と動画があった。
けど全てにパスワードが掛けられていて見れない。
嫁や俺の誕生日、結婚記念日、或いはその逆とか、色々やったけど全部ダメ。
というわけでまた友人に相談。
友人のアドバイス聞いて、こいつは本当に頭が良いと思った。
「ダミーで嫁ちゃんにパスつけさせろ」
つまり、仕事でもなんでも良いから適当に理由つけて
「俺、バソコンの事よく分からんから嫁が付けて」と頼んでみろとの事。
しかも何度かに分けてその全てを違うパスで、と頼めと。
その中の一つに正解があるはずだ、だと。早速実行。
嫁「私だってよく分かんない」とか言っていたけど
なんだかんだで10種類近くのパスをゲット。
だけと、その中に正解は無かった。
ガッカリしていると友人が「それを見せろ」と。
で、その英数字の羅列から嫁の癖を読み取って、何十種類もの候補を書き出してくれた。
その中にあったよ、正解が。友人は本当に凄いと思ったわ。
それでやっぱり「ご褒美に俺にも見せて」と言ってきた。
「さすがにそれは勘弁してくれ」と言うと、かなり落ち込んでた。
さて、中身についてだけど、吐き気がした。
反応もした。泣いたり笑ったり。
でも全部見終わった後、やっと決心できたよ、色々と。
友人の言う通り、まず証拠を固める。相手の素性も調べる。リ婚やむなし、という結論。
意思が固まると、意外と普通でいられた。
でも、嫁と普段の生活を続けていると、たまに何かの間違いでは?と思う事もあったけどね。
画像は一枚を除いて全て男が嫁を撮ったもの。
単独での写真はない。全て男と良くも悪くも絡んでる奴ばっかり。
例えば男は腕しか写ってないんだけど、
明らかに肩組んでる奴とか、向かい合ってお互いの脚を交互に絡めてるのとか。
当然八ダカのものもあった。
バックで後尾中のとか、嫁が上に乗って顔を隠してるのとか。
唯一嫁が撮ったと思われるのは、
ベッドの上で正座して腕をこちら側に伸ばしてくる八ダカのゼンチャンの画。
イチモツが真上向くくらい反応しまくってたわ。
胸やあそこのドアッブもあった。変態っつうか、
こんな事して楽しいのかね、と思ったけど
俺も嫁と付き合った当時は似たような事したかもしれんと思ったら複雑な気分になったわ。
嫁、恋愛してるつもりなんだろうなと。
動画も二個一ばかりだ。
夜外を手を繋いで歩く嫁を横から撮って、繋いだ手をどアップで映して
男が「ラブラブだね」と言ったら嫁が「やーだ、撮らないで」と言った時の嫁の笑顔には泣けたわ。
あんな笑顔俺以外に見せんなよってね。
うつ伏せ八ダカで尋常じゃない位に痙攣している嫁とか
嫁のお腹に出された塊になったアレを指でくるくる回しながら
「すっごい量」とか言って笑うやつとかな。
合体中のはどれもこれも短くてブレまくって良く見えない。声だけは盛大に出してたけど。
動画で比較的長い奴が一つあって、
男がテーブルに携帯を慎重に立て掛けて遠目から撮った奴。
男がそろりそろり携帯から離れてく時に見えた緑の避妊具付き
やっぱりお腹に付くくらい反応しまくってて。
それで合体して嫁が本格的に喘ぎ出したら振動?で携帯がずれちゃって。
男が直そうとしたら嫁が「ダメっ!早くぅ!」
みたいに逃さないで、結局二人の下半身しか取れてない奴。
同時にいくまでグラインドしまくる二人の下半身が別の生き物みたいに見えたわ。
友人のアドバイスで外付け八ードディスクを買って画像関係は全てそこにコピー。
これで証拠は揃ったんでは?と思ったら
友人はまだダメだと。決定的な証拠はプロに任せるしかないと。
でも興信所とか弁護士相談は高いと及び腰になっていると、まずは嫁の行動予定を把握しろと。
携帯はお互いロックしていないので見放題なんだけど、一切怪しいやり取りはない。
友人が画像や動画の撮影日から法則性を探ったけど分からず終い。
万事休すかと思ったら、翌日友人から妙案が。
あんまり詳しく話せないけど、恐らく嫁の職場に出入りしている運送関係なら
社内便とかで毎日嫁の職場には出入りしているはず。
しかもその場合、普通に考えたら土日は休みだろうとの事。
嫁の職場、車販売だから基本土日は休み無し。てか、交代制。
だから嫁の土日休みの日を調べ、
その日に俺が仕事となったら、ほぼ間違いなくどちらかで会うだろうとの事。
嫁のシフトを調べるのは簡単だ。
それで友人の言う通り、その日仕事が入って両日とも遠方に出掛けるふりという作戦に出た。
嫁に言う時、凄くドキドキしたよ。
はっきり言って此の期に及んで罪悪感を持ってしまった。
嫁は心底残念そうな顔をしていた。
その日から毎日携帯チェックしたけど怪しいやり取りは一切なし。
友人の作戦は、その日嫁を尾行。
ゼンチャンと会っていたなら、次回は興信所に依頼、という事だった。
危ないので反対したけど「残念だけど嫁ちゃんの記憶にないし俺」と、ちょっと寂しそう。
可哀想なので、嫁の胸どアップの画像を見せてあげたが
「顔が写ってないと本人かどうか分からんので興奮しない」と言っていた。
当日、俺は友人の寮に待機。
友人の部屋は小綺麗にされていて、難しい本が沢山あって
その間にたまにコ◯ンとかル◯ンの単行本が混ざってたのが面白かった。
俺の妹が云々というオタクっぽいのもあったな。
朝8時から夜9時まで待機。
結果は土日両日とも会っていた。
朝10時過ぎに家を出て、二人ともサングラスつけてるとはいえ
手はつながないまでも堂々と繁華街のホテルに入っていったとの事。
昼前に入って出て来るのは夕方の5時過ぎ。これを二回。
完璧な探偵ぶりを発揮してくれた友人には感謝したが、証拠の写真は最初見れなかった。
まあ後ですぐに見たんだけどね。
ピッタリしたジーンズ履いた嫁の後ろ姿に嫉妬したわ。
これで次回同じ作戦をして興信所に頼もう、てなったんだけど
ここから暫く何もない生活が続く。ヘタレな俺が踏み出せなかったんだ。
普通に生活していれば普通にできる。嫁も変わらない。
夜だって誘えば抱き合った。
いや、抱き合うというよりも一方的に抱いただけだ。
嫁はマグロだったし、声もあまり出さない。咥えるなんてもってのほか。
でも終わった後「凄く良かったよ」と柔らかい笑顔を俺に向けてくれた。
俺の中でまだ期待する部分もあったんだと思う。
嫁との生活を終わらせたくない、壊したくないと思ったんだ。
そんな俺を友人は何も言わずに見守ってくれた。
何も言わずに、でもご褒美を欲しげにしていたので画像を見せてやった。
友人の目が爛々としているのが怖かった。
友人の感想
「嫁ちゃん、やっぱ超美脚だよな・・・これ見てるだけで出す自信あるわ」
と「ゼンチャンムスコでけぇー」だった。
それから三ヶ月近く経った。嫁には怪しい動きは一切無い。
これで俺の目を盗んで男と会っていたなら、女優どころの話じゃ無いと思った。
そんな俺に友人は言った。
「逢いたいと思う男女なら、どんな事をしたって逢いたいはず」
結構ムカついたが、正論だと思った。
付き合い始めた頃の俺たちがそうだったから。
「フォルダ、画像増えてんじゃないのか?」の一言で、数ヶ月ぶりにPCを覗いた。
30枚程増えていた。
愕然としたよ。いつの間にこんなに逢ってたんだって。
相変わらず絡む二人の画像ばかり。
例のピタピタのビキニを着てポーズを取る写真も何枚かあった。
嫁が職場と思われる場所で、姿見に映る自分の全身を撮った写真もあった。
黒の制服はスーツタイプで、身体の線が出まくるキツキツ感のあるもの。
あまり詳しく書くと会社バレするので書か無いけど
男の客に媚びてるなといつも俺は思っていた。
八ダカでベッドに寝そべる男に身体をピッタリと寄せる八ダカの嫁。
嫁が右手でムスコを握っている男目線の画像は、
改めて嫁の身体の起伏の豊かさや、
嫁の細く長い指に比較して異様に大きく見える男のムスコを強調していた。
その他、笑いながらムスコ扱いてるのとか
着替えの最中とか、後は行為してる最中のものばかり。
嫁がいってる時の表情のアップまであった。限界だった。動く決心をした。
決心をしてから証拠が取れるまでの間、嫁は俺が変わったと言っていた。
どこか怖いと。私なんかした?と。
笑うしか無かった。そして薄ら笑う俺を見てまた怖いと言う。病院を勧められた。
俺をこんな風にしたのは誰のせいだ?と怒鳴りたい衝動に駆られた。
そんな俺にブレーキを掛けてくれたのはやはり友人。
「嫁の事を愛していたのなら、最後まで毅然とした態度で男を見せてやれ」と。
証拠は簡単に取れた。二人ともバ力だと思った。
いや、それ程までに逢いたかったのか?とも思った。
その日、俺は会社を早退して嫁を待っていた。
嫁は帰ってくるや否や、俺の存在に驚くのと同時に何かを色々と悟ったのだろう。
心配そうな表情をして黙って俺の前に座った。
「俺が何を言いたいのか、分かるな?」
「・・・・・」
「分かるな?」
「はい」
嫁は泣きながら、でも淡々と全てを話した。
時期はやはりレスになる少し前から。
ゼンチャンに抱かれるようになってバレるのが怖くて拒否していたと。
恋愛気分に浸っていて楽しかった、でも好きではない、貴方だけ。
と、まさに常套文句を嗚咽を漏らしながら喋る嫁。
週一くらいで逢っていた。
連絡手段はメール、でもいちいち消していた。
等々、俺が知っている事は全て自主的に話してきた。
「洗いざらい話せ」
「これが全てです」
「写真は?」
「・・・・・え?」
震え始める嫁を後に、PCの電源を入れようとすると嫁が泣きながら俺の右腕に縋ってきた。
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「お前、俺に病院行けと言ったよな?」
「・・・・・」
「頭おかしくなったと思ったんだろ?」
「・・・・・」
「あんなもん見つけたら、誰だっておかしくならないか?」
嫁、号泣。そしてずっと頭を床につけて謝り倒す。
「とにかく、今すぐゼンを呼べ」
「はい」
嫁は抵抗する事なく、携帯をかけ始めた。
電話帳に入れてないようで、番号を一つづつ押していた。
ゼンは仕事中で繋がらなかった。だから繋がるまでかけ続けさせた。
多分、2時間位は携帯握りっぱなしだったと思う。
その尋常じゃない着信数に驚いたゼンの声が嫁の携帯から漏れ聞こえた。
「ごめんなさい、今すぐ部屋に来て欲しい」
「夫が呼んでいます・・・とにかく、来てください」
30分後、日焼けした表情を強張らせたゼンが来た。足が震えていた。
同時に嫁を隣の部屋に行かせて、ゼンとサシで話をした。
「この度は申し訳ありませんでした」
「まず、全てを話してください」
「分かりました」
分かりました、と言いつつも、どこか疑心暗鬼的な表情。
嫁がどこまで喋ったのか探るような口ぶり。
「嫁の話した事と寸分なく同じであれば水に流す。食い違いがあれば覚悟しろ」
ゼンは目を泳がせながら話し始めた。
で、やはり写真の事は言わなかった。
「貴方は不真面目だ。やはり許さない」
「・・・どういう事でしょうか」
「写真や動画の事を貴方は言わなかった」
「それは・・・忘れていました」
「そんなのが通用するとでも?」
「すみませんでした」
「この写真がネットから漏れたら、貴方はどう責任を取るつもりだったのか?」
「・・・・・」
「お帰りください」
「え?」
「貴方の顔は二度と見たくない。お帰りください」
「あの・・・許していただけるという事でしょうか?」
「許すわけないでしょ」
「・・・・・」
「とにかく帰りなさい。追って通知を出します」
とりあえず俺はホテルに向かった。嫁には一晩考えさせてくれと言って。
嫁はずっとずっと謝っていた。
「許してもらえるまで謝り続けます」と言っていた。
結論はすぐには出なかった。
部屋に戻って、取り敢えず夫婦生活は続けた。
と言っても、嫁の作ったものは食べなかった。
食べないと分かっていても食卓に俺の分を並べる嫁に声を荒げ
泣きながら土下座する嫁を見たり、とにかくこの数日間は地獄のような毎日だった。
俺は度々おかしくなって、そんな時は色々な思いをぶちまけた。
「ゼンとの行為は俺と違って気持ちよかったんだろ!」とか
「俺のは汚くて飲めないのに、ゼンのは毎回喜んで飲んでいたんだろ!」
とか「二人で俺の事をバ力にしてたんだろ」とか。
嫁は「そんな事はない」「あの時はどうかしていた」
「信じてもらえないかもしれないけど、そんな風に思った事は1度もない」
辛うじてボウリョクだけは避けたが、
何度も何度も罵詈雑言の雨霰で嫁を徹底的に痛めつけたが
嫁は泣きながら逃げずに謝り続けた。
いつ、何時に帰っても必ず起きていたし
俺の顔色を伺いながらビクビクしていたけれど絶対に俺から逃げなかった。
そうする事が誠意だと思っていたらしい。
俺は疲れた。どうしようもないくらいに、疲れ果てた。
考えるのも嫌になった。そして結論を出した。
嫁とはリ婚、財産分与なし、慰謝料なし。
ゼンには慰謝料ウン百万、嫁会社とゼン会社に通告。
嫁は泣き崩れた。おかしくなるのでは?と思うほどにずっと泣き続けた。
でも最後にこう言った。
「貴方を苦しめて結婚生活を壊して、本当に申し訳ありませんでした」
ゼンはすぐに一括で慰謝料を振り込んできた。
会社も退職したようだった。
最後の日、嫁が部屋を出て行く後ろ姿を見て俺は泣いてしまった。
そしてそれを見た嫁もまた泣いていた。
彼女はこう言った。今でもはっきり覚えている。
「結婚生活を壊した責任は私にあります」
「リ婚したからといって、貴方への謝罪を終えようとは思いません」
「これからもずっと心の中で謝罪し続けます。
 何かあれば、こんな私でよければなんだってします」
「だからどうか、とうか縁だけは切らないでください。お願いします・・・お願いします・・・」
俺は何も言わずに送り出した。
家の中はスッカラカン。
俺の物なんてこれぽっちしか無かったのか、
考えたら嫁の物にばかり囲まれて生活してたんだな、と思うとまた泣けた。
あの後、友人が俺の顔色伺いながら
「嫁ちゃんに、俺、アタックしていい?」て言ってきた。
これ、マジな話ね。もう、お腹おかしくなるくらい笑ったよ。
彼女もここまで惚れられたら女冥利に尽きるよなって。
因みに友人、カッコいいよ。
ジャニーズばりの甘い顔立ちしてるんだよ。
性格がちょっと女受けしないというか。
リ婚してからだけど、嫁は比較的近くで一人暮らしを始めた。
駅で一つの距離。歩こうと思えば歩ける距離。
従前の部屋のすぐ近くに借りたワンルームに一ヶ月後に手紙が届いて知った。
暫くしてから「会って話をしたい」と連絡があったんだけど却下。
でもだらしのない俺は、仕事でミスって落ち込んで
酔っ払っていた時に勢いで電話をかけちまった。
好きで好きでたまらないから結婚した相手ってのは弱いね。
自分が追い詰められている時に浮かんだ顔が元嫁なんて笑えないわ。
コール一つで出た元嫁。
なんか必タヒに必タヒさを押し刹すみたいな感じで元嫁は話してたな。
普通を装って話を出来るだけ長引かせたいみたいな。
酔っていながらも、こいつには今弱みを見せたらダメだ、と思って
俺も平静を保ちながら水をがぶ飲みして酔いを醒まそうとしていた。
取り合えず、何をしたいのかわからんまま、電話終了。
そのからまた暫くしてから、嫁が俺のアパートの前に立っていた。
元嫁がドアの前に立っていた時の話だけど、
何日か前に俺から電話した時に俺の様子がおかしかったんで心配で様子を見に来たと。
別に俺はおかしくはなかったんだけど、
嫁にはそう聞こえたのか、はたまた会う為の単なる口実なのか。
「俺は別に何でもないよ、大丈夫だけど」
と、少し迷惑っぽいというか、冷た目に言ったんだ。
そしたら「それなら良かった・・・」と言って軽く頭下げて帰って行ったんだわ。
見ちゃいけない、絶対に見ちゃいけないと思いつつ
でもやっぱり後ろ振り返って元嫁の後姿を見て。
結構普段は颯爽と歩く元嫁なんだが、
その時は下を向いて帰ってく姿がもう切ないやら何やらで。
靴が大好きなはずなのに、よく見たらその時はスニーカーっぽい地味なやつ履いてたし。
思わず声をかけそうになって、でもギリで堪えた。
それから連絡取らずに何日も過ぎて行ったんだけど、
結構その時の光景が頭から離れなくてね。
だめだだめだ、これも元嫁の作戦だって、自分に言い聞かせて。
それである日友人から連絡があった。
「元嫁ちゃんに告ったけど振られたんだが」と。
「え!いつの間に!」
「だって告っても良いって言ったじゃん」
唐突な友人の告白に少し面食らったけど、瞬間的に振られたらしい。
「僕と付き合ってくれませんか?と言い終わる前に、ごめん無理、って言われたよ。うへへへ~」
と、何故か笑っていた。
「それは残念だったな・・・」
「一週間過ぎたら気が変わるかな?」
「えっ!」
友人曰く、昔からずっと元嫁の事が好きな気持ちは俺にも負けないらしく
一度くらい断られたからって諦められないとの事。
「101回目にゲットだぜえ」と息巻いていた。
そして翌週の二度目の告白で予想通り玉砕
さらに翌週の三度目の告白で迷惑呼ばわりされていた。
ある日の夜、元嫁からメールが来た。
「友人君に何か言った?」と。
「元嫁の事が昔から好きだったみたいよ。俺に事前に告白させてくれって言ってきたわ」
「それで良いって言ったの?」
「言った」
「そう・・・」
暫くメールが途絶え、そして
「できればああいうの、もうやめて欲しいって言ってもらえると有り難いんだけど」
「自分で言ってくれ」
また暫く間があって、
「そうだよね。私変な事言ってたね。ごめんね(笑)」
実は友人のこの辺の話は結構色々あって。
本当に101回を諦める基準にしていた友人に、
これ以上しつこくすると地位も職も失いかけない事を納得させるのに大変だった。
面白いのは友人の職場の人から聞いたんだけど、
後輩凄くモテるらしく、この間にも他の女の子に告られているのに全部瞬間的に断っていたらしい。
少し変わった奴だが、自分より友達を優先する奴だし
なんと言ってもタッキーみたいな顔してて凄くかっこいい。もてて当然の奴。
なのに「俺の中古なんかより、若くて可愛い女の子見つけろよ」と言ったら初めて見るくらいに怒ってた。
因みにあいつの待ち受けは嫁の両脚が写った写真。やはりかなりキモい。
その後、心の何処かに元嫁の存在はあったけど
職場で仲良くなって何となく良い感じになってきた女の子がいて
そしたら現金なもので嫁の事も少しづつ忘れて行って。
で、その子と付き合う事になって。
でもね、なんかしっくりこないんだよね。
料理とか出来るんだけど、何というか、味付けとかピンとこない。
行為してても、発射するからそれなりに気持ち良いんだけど、なんか落ち着かない。
結局俺の心ここにあらず、みたいな事言われて振られてしまった。
三ヶ月の久々の恋愛は結構トラウマです・・・・・
彼女に振られて暫くしてから元嫁から連絡あり。
タイミングが良すぎるので「知っていたのか?」と聞いても知らないよ、と。
それで何となく、毎月末に電話で話すようになって、それが今でも続いてる感じ。
正直、ストレスなく話せるのは元嫁だけだと思う。
料理はリ婚以来口にしていないが、多分胃袋つかまれている。
元嫁の口から復縁を匂わすような話は一切出ない。
基本聞き役に徹しているようだ。極めて中途半端。
その気になれば男に不自由しないはずなので、
とっとと他に目を向けて欲しいと思う。その方がスッキリと縁を切られるのに。
未だに落ち込んでいる友人にはもう相談する事もないけど、
この今の状況は身内にもできないでいる。だからたまに苦しくなる。
グダグダだね・・・
俺が元嫁に残っている気持ちが愛情なのか単なる情なのか実は自分でも分かっていない。
実際話してて楽とか癒されるとか楽しいとかの感情はあるのだが、
もしまた一緒になったらまた違うのかな、とか。
今のこの中途半端な関係、他人からみたら
付き合うか否かの微妙な友達以上恋人未満の
シーソーゲームを楽しんでいるだけなのか、とか。
リ婚歴なければ、兎に角まずは行動!あとはそれから考えれば良い!という
若造時代の行動様式を実践すれば何か見えてくるのかもしれないが
流石に今の俺は色々と考えてしまう。
これから元嫁の部屋に行ってみようかと思う。アポなしだけど。
ここのレス何度も何度も読んでて、良くも悪くも一歩踏み出そうかと思いました。
自分がどうしたいのか答えが出るかも、という感じです・・・
 
元嫁と会ってきたよ休みなのに部屋にいたよ、一人で
外のインターホン鳴らして俺の声聞いたら何も言わずに速攻で出てきたわ
少し目が潤んでいたけど「泣いてたのか?」と聞いてもそんな事ないと言う
部屋の中は少し刹風景だった。
カーテンとか必要最小限の日用品はやっぱ女の一人暮らし的に
可愛い感じなんだけど、全然スッキリし過ぎ。
というか物がない事に少しして気付いた。テレビも無いんだよ。
なんでだって聞いても「あんま見ないから」
でも某国営放送の視聴料は払っているという・・・
元嫁、ひたすら読書に没頭していると言っていた。
「市立図書館がこんなに品揃えが豊富だなんて思わなかった」
と、目をキラキラさせて言ってたわ。
その気になれば仕事が終わってから読んでも二日で読み終わるらしい。
そんなに早く読めんのかよ、と聞いたら、苦笑いしてたわ。
休みの日は基本的に外出ないで読書。
外出るのが嫌いになった、と言っていた。
自分の世界に入る事も、それなりに楽しい事に今更気付いたって。
その割に結構小綺麗な格好してて、化粧も薄っすらとしていた。
宅急便等の客が来た時に女の一人暮らしで
みすぼらしい格好は絶対に見せたく無いと。嫁らしいと思ったわ。
色々話したよ。今の生活の事とか仕事の事。
過去の事は俺も聞かなかったし、あいつも何も言わなかったよ。
気付いたら三時間位話してたんだけど、俺8割、元嫁2割くらいかな。
暫く話してると不思議なもんで、以前の夫婦みたいな感覚になってくんだよな。
でも俺が心を許して面白おかしく話題を振っても、
あいつ、あんま笑わないんだよ。グッとこらえる感じ。
なんでだって聞いてもなかなか言わない。
最後にやっと分かったんだけど、
なんかあいつ俺の前では心から笑うのが憚れたらしい。
そんな態度はとっちゃいけないって。
それ聞いてちょっと切なくなったよ、正直。
俺も何も言えなくなって、また二人とも黙っちゃって。
取り敢えず「じゃあな」と言って別れてきた。
危うく「またな」って言いそうになったけど。
帰って暫くしてから俺からメール。
困った事があったら頼ってきてもいいんだぞ、と。
元嫁からは、ありがとう、だけ。
でもしばらくしてから「本当にいいの?」ときた。
いいよ、に対して「俺さんに迷惑掛けないようにするね」と。
どういう意味?に対して
「本当に困ったときにはお願いするかもしれないけど
 出来るだけ一人で頑張ってみます」とさ。
進展なし、では無いけれど、あいつの気持ちはまだ以前のままのような気がした。
結構経っているのに、てのと、
そりゃあれだけの事したんだから・・・・・てのが俺の中で渦巻いてる感じ。
今日は朝から悶々としてる。
あいつから連絡来ないかなって、頻繁にスマホ見てる俺は何なんだろうな。